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LEDの問題点 その2

  • 執筆者の写真: S.Ninomiya
    S.Ninomiya
  • 2014年8月26日
  • 読了時間: 2分

このコラムでも何回かLSD照明に書いていますが(「桃山台の家」~照明計画の事 / LED照明の問題点)、本当に最近はLEDの選択が不回避になってきていて、相変わらず様々な問題を抱えながらもオールLEDとせざるをえない状態になってきています。 現在工事中の「中百舌鳥の家」も、当然の事ながらオールLED。発色や多頭により生じる複数の影はだいぶマシになり、日進月歩の進化のお蔭でだいぶ使いやすくはなっているのですが、実はその日進月歩がなんとも悩ましい問題を抱えているのです。 その問題とは、非常に短いサイクルで行われるモデルチェンジによる照明器具の廃番。 性能が良くなり価格も安くなる方向にあるのは大歓迎なのですが、日進月歩な分そのサイクルも早く、まるで一時期のパソコンや携帯電話の春モデル・夏モデルのよう。建築のタイムスケジュールは、比較的期間の短い住宅でも、照明器具の選定をしてから実際に現場で取り付けられるまでには、半年ほどのタイムラグが生じてしまいます。その間にモデルチェンジされ、選んでいた型番は廃番となり、仕方なく照明器具の選び直しをする事になります。 品番が変わる程度のモデルチェンジであれば大きな問題は無いのですが、LED事態が過渡期にあるので、その代替え器と想定されている照明器具でも、発光の仕方が違う。これなでは頼りになったオフィシャルの配光データも実際とは違う事も多く、全然頼りにならない。結果、実機を基に現場検証を行いながら、意図した光が得られるのか実験をする事になります。 この日も「中百舌鳥の家」で照明の実験を行いました。土間に設けた溝に照明器具を設置して壁面を照らすという、これまでにも何回かやっているライティング。しかし、これまで使用してきた照明器具は全て廃番。代替えの照明は配光データも違えばサイズも違う。思惑通りのライティングができるのか、実験するしか確かめようが無い。。。 LED照明、日進月歩で進化するのは喜ばしいのですが、早く過渡期を経て安定期に入って欲しいものです。

 
 
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