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執筆者の写真S.Ninomiya

ライティング調整/西宮の家


過日は先日お引き渡しを終えた「西宮の家」のライティング調整をしました。通常はお引き渡しの前に調整するのですが。今回は諸々の事情によりお引き渡し後の調整となりました。


ライティング調整してくれるのは、いつも僕たちの設計する建築の照明計画を手伝ってくれている「LEDの若旦那」こと照明デザイナーの花井架津彦さんをはじめとする大光電機/TACTの皆さん。


ライティング調整中の花井架津彦さん

照明の照らす光の向きをアレコレと変え、ベストなライティングを探るのがライティング調整。照らす光の向きを変えるだけで空間の質が一変する瞬間は、驚きと感動が混在する楽しいひと時です。


ところで、照明に対しての考え方は建築家によって様々で、僕たちのように照明計画をとても重要視している人もいれば、日中の自然光しか考慮せず、人工的な照明計画には全く無関心な人もいます。

これは「建築そのもの」の純粋性を重視しているからです。

僕たちも照明器具が自己主張するのはいやなので、光源が見えないようにしたり、見える場合でも(照明器具が)主張しないような配慮をします。それはやはり「建築そのもの」の純粋性を重視しているから。

でも、夜間に照明を点灯しないという選択肢はありえないので、「点灯するのであればどの様に点灯させるか」という事を考えて照明計画に力を入れています。

そして、照明が点灯すると日中の自然光とは違う世界が出現するのも、照明のもつ大きな魅力です。

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