過日は現在兵庫県尼崎市で進行中の『武庫之荘の家』の一部照明が通電したので、間接照明の調整を行いました。
照明は完成状態を把握しながら設計するのですが、はやり照明器具が取り付いて点灯させなければ分からない事も多く、想定外の事も多々起こってきます。
特に間接照明の場合は明るさの判断基準になる光の量だけでなく、不必要な影が生じるなど点灯させてみないと分からない事が....。
『武庫之荘の家』では中庭ちょっと変わったライティングにチャレンジしていて、この日はその確認と調整をメインに行いました。
中庭を1階から見上げたところ。L型の壁が空中を囲っています。
中庭を2階からみたところ。2階の内部空間のプライバシーを確保する為に中庭の上部は壁で囲われています。その壁を間接照明で下から照らしあげ、中庭の明るさを確保しようという照明計画です。
1階からみた中庭の壁と照明。1階部分は壁がなくオープンなのですが、この後植栽を植えてお隣さんとは柔らかく視線を遮断する予定です。間接照明でテラス壁に想定外の影が生じていたので、写真は照明器具の位置を微調整しているところです。影が生じる原因を考えながら、照明器具の位置をアレコレと試しながら改善していきます。作業しているのは『武庫之荘の家』の施工をして頂いている工務店/Arccさんで、いつもで電気工事を請け負って頂いている藤山電機の藤山さん、通称「藤やん」です。なかなか根気のいる作業ですが、嫌な顔一つせずつきあってくれます....感謝感謝。
2階主寝室の間接照明。こちらは問題無し。
2階廊下部分の間接照明もオッケー。
1階のLDKはまだこんな感じ。一部の照明器具がまだ取り付いていないので、確認と調整はまた後日。キッチンもまだ取り付いていません。